免許がなくても大丈夫?ゴムボートに必要な免許と取得方法とは

免許がなくても大丈夫?ゴムボートに必要な免許と取得方法とは

海や湖、池などで水の上を移動する手段としてとても便利なゴムボートですが、乗るときに免許が必要なケースも存在します。誰でも気軽に乗ることができると思っている方も多いかもしれませんが、実は決まりがあるのです。しかし、免許がなくても乗ることが可能なゴムボートがあるのも確かです。

そこで今回は、ゴムボートに必要な免許と取得方法、免許がなくても乗ることが可能な条件についてご紹介いたします。

ゴムボートに乗るための免許とは

ゴムに限らず、ボートに乗るために必要となる免許が存在しています。以下の3種類から必要となる免許を取得することで、自由に海上などで運転することが可能となるのです。まずは、イメージするボートにどの免許が必要になるのか知ることからはじめましょう。

1級船舶免許

1級船舶免許は、すべての水域を航海することが可能となる最上級の船舶免許です。この免許がもっとも自由に船を操縦することができるものとなりますので、制限なく船の操縦をしたいという方にオススメです。

ただし、自由である反面、高い知識や技術を求められるため、免許を取得するハードルも非常に高いものとなります。満18歳以上の方であれば取得することが可能です。

2級船舶免許

2級船舶免許は、1級船舶免許のワンランク下となる免許です。船のサイズや行動可能な海域に制限が設けられているものの、一般的なレジャーで使用する上では申し分ない内容となっています。釣りで使用するのであれば2級船舶免許でも十分でしょう。

満16歳以上の方であれば取得が可能ですが、所得した場合に満18歳になるまでは5トン制限がつくため、注意しなければなりません。

2級(湖川小出力限定)操縦士免許

2級(湖川小出力限定)操縦士免許は、湖や川など限定された区域でのみ行動することが可能となる免許です。船のサイズに関しても5トン未満と決められています。海には行かずに、湖や川でのみ釣りをするという方には最適でしょう。

ゴムボートの免許を取得する方法

ゴムボートの免許を取得する方法

ゴムボートに乗るための免許を取得する方法は、国家試験に合格するだけという、至ってシンプルなものとなっています。しかし、試験合格は難関であるといっても過言ではありません。免許には種類がいくつもありますので、それぞれで難易度に違いはあるものの、簡単ではないという点は共通しています。

国家試験に合格してしまえば免許が発行されますので、独学で勉強をして受験するということも可能です。ただし、現実には独学で受験する方は非常に限られています。その理由としては、実技試験が含まれているという点にあります。

学科試験に関しては、独学であっても時間をかければ合格することはそこまで難しいことではないでしょう。ところが、実技試験の場合は別です。実際に練習を繰り返して操縦方法や感覚を身につけなければいけないため、独学で学ぶというのは現実的ではないでしょう。

そのため、ほとんどの方が教習所あるいはスクールに通い、勉強や練習をある程度おこなった上で、そのまま受験に突入しています。教習所の場合には、修了試験を受けることで免許交付となりますので、国家試験自体は免除されます。

免許がなくても乗ることができるゴムボートも存在する

基本的には免許が必要となるボートですが、以下の3つの条件をクリアしている場合には、免許がなくても乗ることが可能となります。

ボートの長さが3m未満

1つ目の条件は、「ボートの長さが3m未満」というものです。これは実寸のことではなく、登録長のことを指しています。基本的に登録長よりも実寸のほうが大きいため、「全長×0.9」を目安に考えるとわかりやすいでしょう。ただし、万が一のことを考えると正確さが重要ですので、登録長をしっかりと確認することをオススメします。

推進機関の出力が1.5kw未満

2つ目の条件は、「推進機関の出力が1.5kw未満」となります。注意してほしいのは、「出力」であるという点です。動力と混同してしまう方が多いので、あくまでも出力に対しての条件であることを理解しましょう。動力で計算すると、2馬力のエンジンであれば条件をクリアしています。よくわからない場合には、ショップスタッフなどに確認すると確実です。

安全のための装置がついている

3つ目の条件は「安全のための装置がついている」です。免許がない状態で操縦することにより、事故などの危険性があります。万が一の場合に備えて、安全のための装置がついていることはマストです。具体的にはトラブル時のエンジン自動停止装置や、プロペラに対する巻き込み事故防止のためのプロペラカバーや、キルスイッチなどが挙げられます。

まとめ

ゴムボートに乗る際に免許が必要かどうかについては、ゴムボートのサイズや船外機の馬力によって決まります。免許がない状態で乗りたいという方は、「3m未満、2馬力以下」のゴムボートを選択するようにしましょう。それ以上のゴムボートに乗りたいという場合には、免許を取得すれば大丈夫です。

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