ゴムボートの修理方法は主に2種類!劣化させないための保管方法も解説

ゴムボートの修理方法は主に2種類!劣化させないための保管方法も解説

ゴムボートを長年使用していると、劣化が進みます。また、鋭利なものにぶつかったり、砂や石などに擦ったりしたために穴が開いてしまうこともあるでしょう。ゴムボート寿命を延ばすためには、修理が欠かせないのです。

そこで今回の記事では、ゴムボートの修理方法や保管のコツについてご紹介します。ゴムボートをお持ちの方や購入をお考えの方は、この記事を参考にしてみてください。

修理する前に押さえておきたいゴムボートの素材

ゴムボートは、PVC素材で作られています。PVCは「Poly Vinyl Chloride」の頭文字からとられた言葉で、日本では塩化ビニル樹脂と呼ばれています。ここでは、PVCの特徴について詳しく見ていきましょう。

 PVCの特徴とは?

PVCの1つ目の特徴は、価格です。PVCは安価で生産性が高いという特徴があり、さまざまな製品で使用されています。

PVCの別の特徴は、耐水性です。水を通しにくい性質があるため、さまざまなアウトドア製品で用いられています。また、耐薬品性も備わっており、アルカリや酸などからの影響を受けません。

PVCのもう1つの特徴は、摩耗性です。ゴムボートを使用する際に砂や小石が当たることがありますが、摩耗性が高いので、安心して使用できるでしょう。

PVCの注意点

PVCの注意点は、温度の変化です。耐熱温度は60℃~80℃といわれており、熱が加わると、変形する恐れがあります。また、急激な温度変化に弱く、温度差が激しいときには素材が固まってしまうという性質があるのです。

ゴムボートを使用する際には、気温の変化に注意しましょう。また、室内の温度変化が起こりにくい場所に保管しておくのがオススメです。

ゴムボートの修理方法

ゴムボートを使い続けていると、穴が開いたり擦れたりすることがあります。放っておくと思わぬ事故やケガにつながる恐れがあるため、早めの対策をとりましょう。

ゴムボートの修理方法は、大きくわけて2つです。ここでは、それぞれの修理方法について詳しく見ていきましょう。

自分で修理する場合

自分で修理する場合、メーカーで販売されている補修キットや、ゴムボートを購入した際に付属している補修キットなどを用いましょう。補修キットのほかにも、接着剤・マスキングテープ・紙ヤスリ・チョーク・霧吹き用のスプレーなどが必要です。接着剤は、ゴムボートの素材に合ったものを選ぶとよいでしょう。

はじめに石けんを含んだ霧吹きで、ゴムボートの傷や穴を探します。傷や穴があると泡が出てくるので、見つけたらわかるように印を付けておきましょう。すべての箇所をチェックしたら、油性分が残らないようにきれいに拭き取ります。

次に、修理のための準備をします。傷や穴などで、損傷した箇所の5倍の大きさの補修布を用意します。補修布が大きいときは、適切なサイズにカットしましょう。また、四角にカットした際には、角に丸みを付けます。

修理する箇所に補修布を貼り付けたら、マスキングテープで縁取りをします。修理箇所と補修布が接着する部分を紙ヤスリで丁寧に磨いたら、接着剤を塗布しましょう。その際、接着剤が均一になるように塗布するのが重要です。

接着剤の塗布が終わったら、修理箇所と補修布を貼り付けます。空気が入らないように、丁寧に貼り付けましょう。貼り合わせをしたら重石などを使って圧力をかけます。24時間放置しておくのがオススメです。
最後に重石を取り除いて、接着部分を確かめます。空気が入り込まないことをチェックしたら、完了です。

修理を依頼する場合

修理を依頼する場合、メーカーに依頼する方法と、購入した店舗で依頼する方法があります。メーカーに修理を依頼する際には、保証期間を確かめましょう。期間内であれば、無償で修理を受けられる可能性があります。

メーカーに修理を依頼する際、修理工場に製品を発送します。発送料は申込者の負担になる場合があるため、前もって確かめておくのがよいでしょう。

店舗によっては、ゴムボートの修理に対応している場合があります。修理内容によって価格が変わるため、前もって費用を確かめておくとよいでしょう。

ゴムボートの修理が終わった後の保管方法

ゴムボートの修理が終わった後の保管方法

ゴムボートの保管場所は、直射日光の当たらない場所や風通しのよい場所がオススメです。定期的にゴムボートを使用する場合、車に載せっぱなしにするのは避けましょう。車内は気温が上昇しやすく、ゴムが急速に劣化する恐れがあるからです。保管の際に少量の空気を入れておくと、生地の癒着を防げます。

まとめ

ゴムボートは適切に管理すれば、10年以上を使い続けられます。傷や穴が生じた際には、早めの修理を心がけましょう。また、保管する際には、直射日光の当たらない場所を選びましょう。

吉川市にある「AQUA BLUE 株式会社」では「JOYCRAFT」製のゴムボートを中心に、さまざまなボートの販売をしております。海釣り、バス釣り、湖での使用など、用途に合わせて適切なモデルを選べるのが強みです。ゴムボートに関する専門的な知識をもったスタッフがそろっているため、購入前の疑問や不安を解消できます。高品質のゴムボートをお探しの方は「AQUA BLUE 株式会社」にご相談ください。