購入後のゴムボートのメンテナンスや保管方法

ゴムボートの修理方法は主に2種類!劣化させないための保管方法も解説

ジョイクラフトのゴムボートを購入した後のメンテナンスや保管方法がよくわからない、といったお声を度々頂きます。
これはどのゴムボートにも共通の話となりますので、ご紹介させて頂きます。

これからゴムボートを購入しようとお考えの方の検討材料にもなると思いますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

使用後の洗浄について

まず、使用後は必ず真水で洗って下さい。
海水で使用した場合でも、淡水で使用した場合でも同様です。

また、油等の付着物は、まず中性洗剤で洗い落として下さい。
そして、砂や小石を洗い落として下さい。(ボート内には残さないように心がけて下さい。)
真水で洗浄する際はボートを膨らませた状態の方が洗い落としやすいです。
砂や小石はボート布を傷つけます。特にチューブと底布との接点に付着した砂、小石は容易にボート布を傷つけますのでご注意ください。

保管について

水洗いした後は、日陰で良く乾燥させて下さい。
付属のキャリングバッグに収納し、日の当らない風通しの良い場所に保管して下さい。
また、ボートを無理にきつく折り畳まないで下さい。折り曲げた角から傷つき亀裂が発生する事があります。
※ボートの上に物を載せないで下さい。折り曲げた部分に傷が出来ます。
長期保管の場合、約3ヶ月毎に空気を注入して、半日程放置して下さい。
たたんだままですと、接着部分が湿気を吸い、もろくなることがあります。

何もしないで放置することが一番の劣化の原因となります。
接着部分の剥がれを防止するため、定期的にゴムボート本体に空気を入れる等の刺激を与えてあげて下さい。

[警告]

*長時間の係留保管はしないで下さい。藻や蠣殻の付着等でボートの性能を著しく損ないます。
*ボートの材料(生地)はオイル、ガソリンに対して損傷しやすい性質があります。
オイル、ガソリン等油性のものが付着した場合、速やかに洗い流し拭き取って下さい。

補修について

小さな傷やチューブの小さな損傷は、付属の補修セットで修理出来ます。
ご自身での修理はチューブ本体の切り傷、破裂、空気漏れの箇所が15mm以下の損傷に限ります。
大きな損傷を無理に補修しようとしても、空気を入れた際に圧がかかり補修跡から空気漏れを起こす可能性があります。
チューブ本体の15mm以上の損傷は、専門の修理工場で行いますのでご相談下さい。
わずかな空気漏れも刷毛や霧吹きで石けん水を塗ると泡ができ、発見出来ます。

補修およびパーツの接着方法について

補修箇所をきれいに洗い、乾燥させる。油性分が残っていると接着出来ません。
損傷部の約5倍の長さに補修布を丸く、又は四角にカットする。四角の場合には、必ず四隅を丸く縁取りする。
修理する箇所にカットした補修布をのせ、チョーク等で縁取りする。
補修布と補修するボートの表面の両方に、薄く均等に接着剤を塗布する。
くまなく均等に薄く塗った後、約5分乾かす。この作業を3回繰り返す。
3回目は接着剤を塗った後、10分放置し乾かす。
補修布を空気の泡が入らない様にして補修面に張り付け、ローラーで中心から外へ向けて強く押し圧着させる。
※パーツ接着の場合は、上記のように接着剤を縫って乾かす作業を再度繰り返して行ってください。

[注意]

接着後少なくとも24時間そのままにし、空気を入れないで下さい。
なお使用後には、接着部が完全に補修されていることを確認して下さい。

 

こちらの記事をお読みになっても実際にメンテナンスや補修に関して、ご不安やご不明点等ございましたらお気軽にご相談下さいませ!