ヨット

日本では帆のある船のことをヨットと呼んでいますが、欧米ではエンジンの付いている船のことをモーターヨット、帆で動く船のことをセーリングヨットと区別しています。一般的にヨットとされているのはセーリングヨットのことで、一般的なのはクルーザーとディンギーです。クルーザーは船室を備え、17フィートくらいから100フィート以上のものまであり規模はさまざまで、基本的には外洋航海を目的としています。船室内には寝床、台所、トイレ、航海用計器などが装備されています。ディンギーは小型艇で船室はありません。軽量コンパクトであるために自分の手足のように操ることができるのが特徴です。1本マストに1枚のセイルだけのシンプルなタイプがキャットリグ。マスト前に2枚目のセイルを付けた物や、3枚目のスピンネーカーを備えたものをスループと呼んでいます。1人乗りのシングルハンドでは何でも1人で操縦しなければなりませんが、スループ艇などは風や潮の状態を見ながらかじ取りとセイルの操作をする艇長や海面状況を見ながらジブの調整と艇のバランスをとるクルーが乗り込み、操作の役割分担をしてヨットを走らせます。
ヨットといえば船体は1つと思われがちですが、同じ船体を2つ並べた双胴のカタマランや、もう1つ中央に胴を備えたトリマランなどもあります。胴が1つのヨットに比べて横方向の安定性に優れて、胴体がスリムな上に接水面積が少ないためにスピードが速くなります。海外などでは高速性が人気で大西洋横断レースで活躍しています。

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